監視カメラのレンズとして使われることの多い「バリフォーカルレンズ」とは、ズームアップが出来る、いわゆる「ズームレンズ」のことです。
つまり、広い範囲を映せるワイド側から、遠くのものを大きく映せるアップ(テレ)側を一定の範囲で調整でき、用途に合わせて映したい範囲と大きさを選べる、便利なレンズです。
焦点距離が固定(ズームできない)レンズの付いたカメラでは、映す範囲を広げたかったり、もっとアップして細かい所まで映るようにしたい、といった時にレンズを交換しなければならず、レンズが交換できない機種の場合にはカメラごと交換しなければならなくなります。
バリフォーカルレンズが付けられた機種、もしくは互換マウントでバリフォーカルレンズが付けられる機種であれば、ひとつのレンズで広範囲の映像とアップの映像を、ツマミの調整だけでどちらも利用することができますので、幅広い用途と環境に適応する、使い勝手の良いカメラとなります。
バリフォーカルレンズが、写真撮影用のカメラなどに付いているズームレンズと違う点は、焦点距離(望遠距離)を変更する度にピントがずれるため、別にピントのツマミも調整する必要があることです。
このように、焦点距離を変更するためのツマミとは別に、ピントを合わせるツマミが付いており、それぞれを左右に回すことで調整していきます。
バリフォーカルレンズを利用しているカメラの映像がはっきりと映っていない場合は、フォーカルの調整ができていない(もしくは何らかの影響でズレてしまった)可能性がありますので、両方のツマミを左右に動かし、改善されるかどうかを試してみましょう。
ツマミのいずれかを動かせば精細な映像が映らなくなります。一方を動かしたら必ずもう一方も動かし、正常な映像が出ていることを確認してから設置をしましょう。
(調整時にチェックできるモニタを用意することをお勧めします)